「猟装品選びの基礎講座」 その1

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このページには全日本狩猟倶楽部発行の月間狩猟雑誌、全猟誌の編集部よりご依頼を受けて作成されたもので、同誌に平成14年9月から11月にかけて掲載された記事の元原稿となったテキストを記載しています。記事、写真など、一切の無断転載を禁止します。



前文:
日本列島は南北に細長く、また陸地は鋭い山や谷で区切られていることが多い。世界第二の森林大国でもあり、四季の気候もその特徴をはっきりとあらわす。いろんな意味で大変恵まれた気候、自然ではあるが、山に入って行動をするものにとってはこれらが大変やっかいな種になる。

幅広く変化する気温や湿度、降雨、降雪、またその雪の質など、多種多様な条件が存在するこの国で、これなら絶対大丈夫という万人向け猟装品というのは、残念ながら存在しない。そのため、猟装品選びにはある程度の経験と気候の変化を予測する能力、そして一種の勘が必要となってくる。これは同時に腕の見せ所でもあるのだ。適時に適当な装備をしている人は大変頼もしく、かっこよく見える。

販売店ではお客様の状況を教えていただいた上で、その人に最良であろうと予測されるものを勧める。そのコミュニケーションが「お気に入り商品」に出会える第一歩だろう。現在はいろんな素材、形状の衣料品が優れたアイデアにより多数商品化されている。しかし思った通りのものを見つけるとなるとなかなかうまくいかないのも事実だ。その中で何を試し、選び、購入していくのがいいのだろうか。

ハンターの平均年齢は年々上がり、またゲームの数もエリアも縮小されていく中で、いかに楽しみ、安全で充実したシーズンを快適に過ごすか。今回は猟装品やその選び方、購入方法の一考、などを提案してみたいと思う。人の好みや地域により、その最良たるには違いがあるが、ひとつの参考材料としてご拝読いただきたい。


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下着/靴下シャツパンツブーツ


基本は下着選び:
直接肌に触れる下着選びは衣料品選びの基本といえる部分で、かつ最も大事な部分でもある。猟の時期は寒いことが多いので「暖かい下着を」、となるのは当然だが、それだけではハイキングに行くのと同じになってしまう。登山またはハイキング用の下着や、冷え性の人の為に作られた下着には強烈な暖かさを誇るものがあるが、時には全身が汗まみれになってしまい、蒸気が立ち上るほどの発汗を経験するハンターに適しているとは言いがたい。決められたコースをテクテクと歩く人達と、時には銃を持って尾根を走り抜ける人が同じ下着ではいいはずもない。

汗の吸収と発散を促し、常に乾燥していることで本来の体温を保つ働きをする素材がいくつか販売されている。つまり寒いときは暖かく、汗をかいたときは汗を吸い取り発散、乾燥して快適というのだ。あまりにも都合のいいハナシに聞こえるので、販売当初は良く「そんなはずがない」といわれたが、一度試すと身にしみて分かるのだろう、その後追加でいくつもお送りすることになる。その効果は見事なのだ。

汗をかくのは身体の熱を発散する意味があるので、それを妨げると体力が消耗する。また体温が下がった後にも汗が残っていると、強烈な汗冷えを起こし、時には尾根風に吹かれ、震え上がることにもなる。つまり下着はただ暖かいだけではなく、常に乾燥していることこそが重要で、乾燥している下着は本来、何もしなくても暖かいのである。また極薄ウィックドライ繊維を二層に合わせた素材を使用しているものは空気の層がさらにその効果を高め、厳しい寒さにも対応が可能となる。極寒になりうる地域ではこれほど頼もしいものはない。新しいアイデア、素材の勝利である。これらの恩恵は小さくない。

      

下着は何度も洗濯をすることになるので、家庭で簡単に洗濯でき、すぐに乾くものがありがたい。素材の縮みも困る。この辺りは今の新素材系のものはすべてクリアーしているようだ。しかし今だに解決していない物として、少ないながら起こる小さな毛玉と、極まれにあるホツレである。これは糸の性質上、または製造の都合上どうしても防ぐことが難しいらしく、長く着用するとどうして発生する。ホツレを見つけたら決して引っ張ってはならない。うまく結んで編みこんでしまうしかない。完璧なもの、それは常に近い未来にしかない。

今期の下着を新調するなら自分の体質や汗の量を分析し、是非、新素材にチャレンジあれ。出来ればこれらの説明が聞ける取扱い店で相談してみるのがいい。

昨年から取扱いをはじめた面白い下着を紹介しよう。これは消防士用に開発されたアイデアで、火炎に向かって対面するときに受ける強烈な熱を直接伝えず、何百万ものマイクロカプセルに蓄えるというものである。これにより強烈な暑さを感じまでの時間に猶予が出来、消火活動を助けるのである。この素材を元に作られた下着がある。アウトラストである.


これは、汗をかくほどの暑さを感じたときにはその熱を吸収し、体温が上がらないように調整してくれる。体温が下がり、寒さを感じ始めると蓄えた熱を発散し、再度適温に保ってくれる。これを常に繰り返すのだ。同時に汗や蒸れを発散、常に乾燥して本当に快適である。今年はこの靴下も販売されている。こういった素材はこれからも
開発、販売されていくだろう。

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体力を奪う靴下:
最近のブーツには高性能なものが多くなり、軽くて履き心地のいいものが多い。昔のように靴のサイズを調整したり、痛い部分を和らげたりする為に分厚い靴下を履く必要がなくなってきている。本来の足部の発汗、保温、保護の意味合いから、靴下を見てみる。不快な靴下は体力を奪い、気力をなえさせる。少しでも快適になるように一考してみよう。

靴下にも下着と同じ考えが適用できる。人によって靴の中の温度、汗の量は千差万別で、一概に言いにくい。よく「足が冷たいので暖かい靴下を」というお話を頂く。すぐに聞き返すのは、それは足が発熱していないので冷たいのか、汗をかいてブーツ内が飽和状態になり、それが冷えて冷たいのか、それともゴム長など、ブーツの素材自体が冷たいのかである。

    

足が乾燥した状態で冷たい場合は、言うまでもなく保温効果のある素材を使用した靴下を選ぼう。保温性の高いサーモライトやウールを多めに含んだものである。比較的厚みのあるものの方がいい。また靴下の下着にあたる薄手のインナーソックスを使用すると驚くほど効果がある。素材はサーマスタット系が速乾性があっていい。

足に多く汗をかく場合や、汗をかいたことによって靴下の保温力が奪われ、汗冷えの為に冷たい場合。これらは不快感が強く足がふやけて感覚がなくなる人もいる。まず汗を吸収させ、皮膚から遠ざける素材、サーマスタットなどのインナーソックスか同種の素材が多く含まれた靴下を選ぶことだ。インナーソックスを履けばブーツ内が飽和状態になっても外側の靴下で持たせられる分、皮膚から遠ざけることが出来る。外側の靴下にはクールマックスやウイックロン系の素材が多く含まれた靴下がおすすめである。また状況が許せば、休憩のときにブーツを脱いで汗を発散させるか、靴下を交換すればより快適になる。

ゴム長などの素材のブーツで冷やされる場合。これは靴下に断熱効果を期待したところだ。ウール系素材の多く含まれた厚手ものやシンサレートを使用した二層構造のもの、または厚みのあるサーモライトを使用した靴下がお勧めである。この場合もインナーソックスの着用は想像以上の効果がある。

靴下や下着は消耗品であるので、気に入ったものに出会えたらいくつか買っておくのがいい。今の流通事情は大変厳しく、しかも早く、同じものがまた来年もあると思ったら大間違いだったりする。

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シャツ、時には上着、時には下着:
下着の上に着用するのは、シャツということになる。地域や時期によっても違うが、シャツは場合によってはアウターウエアー、上着としての機能も要求され、またインナーウエアー、下着のような機能も要求されるポジションにあるといえる。

シャツの上に着用するものがないか、着てもベスト程度になる場合、どうしても要求されるのが安全を確保する為のアイデアである。確かに米国で考案された安全オレンジを使用する方法は日本の猟場に100%向いていないかもしれないが、ハンティング先進国で考案されたこのアイデアよりも良いアイデアがハンティング衰退国となりつつある日本で生まれてくるとは考えにくい。まずは安全第一、しっかりと蛍光オレンジを使用したい。上半身にあればその効果は十分大きい。もしくは上に着用するベストにオレンジが使用されていればシャツは通常の色でもいいかもしれない。

シャツの素材の話に移ろう。少し寒い程度の気候ならウースターロンやマイクロフリース系などの軽くて汗を留めることなく通過させるものがいい。これは洗濯も楽でイタミが少なく、寒いとき暖かく、暑いときにも吸汗、発散性が優れている。肌触りがいいのもうれしい。特に霧が出ていたりする湿度の多い条件には綿素材のものとの差がはっきりと出る。小雨程度ならシャツだけでも大丈夫なほどである。

またセーターや上着を着用する場合には、その中間着としてウースターロンはその特徴を発揮する。程よい通気性と優れた速乾性により、ちょうどいい具合に体温調整をしてくれる。これは着用した人でないと伝わらないかもしれないが、必ずお気に入りのシャツになる。一部にはウースターロンまがいというのも出没してきている。見極めるのは難しい。信頼できるところで購入するしかない。

イバラやトゲが多いブッシュに入っていくには堅く目の詰まったコットン、綿生地がいいとされている。デニム系の素材も少し重いが優秀である。出来れば肘から下は共生地かナイロン系素材などで補強されていればもっといい。両腕の動きを妨げないように、背中や脇にマチのあるデザインものがお勧めである。


    


雪が降っている、または降りそうな場合にはウール系がいい。ウールとシルクはいまだ新素材でも実現できない素晴らしい性能を持っている。雪や小雨にはそのウールの良さが存分に発揮される。細かい毛先で水滴をはじき、内部への侵入を妨ぐ。また濡れてしまってもウールは本来の保温性のほとんどを失わない。

厚手のウールを使用したものはよりその性能を強く発揮する。少し動きが重くなるので、サイズは大きめのもののほうが楽だ。最近は肌触りがやさしいウールも出てきている。またウーステッド系ウールはいまだ高価なものの、よりすぐれたウールの特徴と強度を併せ持つ素材として今後増えてくるだろう。

ウール素材は洗濯すると縮みやすい。クリーニングに出すか専用の洗剤で注意して行う必要がある。また濡れたウールを急速に乾かすとフェルト状になってしまい、著しく性能を失う。最悪の場合、変形してしまうこともある。ウールは優れているけれども繊細でもある。

上着とシャツの中間的な存在として、シャツ・ジャケットといわれるものがある。シャツのようなつくりでジャケットとしても成立する素材や機能、ポケットなどを備えたものだ。最近暖かくなりつつある初猟時期にはいいかもしれない。ウール系素材のものが多いようだ。

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パンツ、チャップ、防寒オーバーパンツ:
歩いている以上、常に動いているのが足の部分。動きやすいデザインがいいのは言うまでもない。藪やイバラ、最も強敵な朝露に対する配慮が必要となる場合にはナイロン系素材で補強されているパンツが有効だろう。イバラの痛みも防いでくれる。従来のパンツの上から張り合わされているものがほとんどだが、切り返しで作られているものもある。上から貼ったのではなく、その部分から素材を使い分けているのだ。これは軽くて効果も十分あり、快適だ。

また外付け方式として、チャップを上からつける方法もある。ナイロン系のものやオイルドコットンなどというものもある。チャップには部厚くてしっかりしたものと、軽くて動きやすいものと大きく分けて2種類あり、どちらがいいかは好みで分かれるところだ。出来れば少し太めで、歩くことでパンツとチャップの間で空気が動き、蒸れが上から抜けるものが蒸れにくくて良い。

防寒性や雪に対するにはなんと言ってもウールパンツがいい。ウースターロン生地のパンツも以前に取り扱ったが、ほとんどの方がウールパンツに戻ってしまった。やはり雪にはウールなのだ。暖かく、蒸れず、緻密に目が詰まったパンツは風が吹いても立派に保温してくれる。ただ重くなるのは仕方がない。腰に重みが一気にきてしまうので、サスペンダーをすれば楽になる。金具によるクリップタイプではなく、ボタンで留めるものか、ベルトに引っ掛けてつるサスペンダーもある。これはベルトをしている場合には最もしっかりとしたサスペンダーであり、好きなところに引っ掛けられ、かがんだりする場合でも邪魔にならず、結果として膝も上がりやすい。


    


待ち猟をする場合などにはオーバーパンツなどの防寒用パンツがある。防寒用の中綿、インシュレーション(中綿などの断熱材)を包み込んだ設計で、抜群の防寒性があり、雪でも雨でも平気である。選ぶならかさばらず、軽いものがいい。オーバーパンツは文字通り通常のパンツの上からさらに着用するもので、あまり長距離を歩くことは想定されていないが、内面素材に滑りのいいものを使用しており、動きはスムースだ。特にかがんだり立ったりの運動は思ったよりも楽にでき、かがんだままでも背中の腰の部分が露出しにくく作られている。ビブと呼ばれるオーバーオールタイプのものもある。人によってはこれらを通常のパンツのように下着の上から直接着用する人もいる。裾はブーツを履いたまま脱ぎ着が出来るように、ファスナーで大きく開く工夫がされている。日本人には裾丈が長すぎる場合があるが、ほとんどの方が気にせず裾を切って使用している。

パンツを選ぶ場合には全体のデザインも大事だが、股上の深さに気をつける必要がある。好みによって大きく意見の分かれるところではあるが、股上の深いデザインは大きなポケットがついている場合が多く、腹部でしっかりとはけ、安定するが、ベルトを緩めているとずれて股が割りにくくなる場合がある。股上の浅い、ジーパンタイプのものは比較的軽量でずれにくい。お腹の出ている人でも着用しやすいという利点もある。

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ブーツはアウトドア用スニーカー:
最近は新素材がどんどんブーツにも使用されており、ますます軽く快適になってきた。完全防水、軽量、十分は保温性、大胆なソールパターン、しっかりした作り、をポイントに選びたい。

防水に関してはゴアテックスというフィルム状の素材が最も信頼性があるだろう。日本で唯一ゴアテックスのライセンスを持つ金沢のM社の方にお伺いしたことがあるが、ゴアテックスのタグをつけて販売する為の防水テストは想像を絶する厳しい状況で行われており、しかも一切の水滴の進入を許さない構造を求められる。まさに徹底した品質管理である。この辺りのこだわりぶりが同種の競合素材、スパンテックスなどの追随を許さない原因となっている気がする。そのゴアテックスを使用したブーツもまた信頼性が高い。構造上、永遠の完全防水はありえないが、寒い時期には足元を濡らしてしまっただけで戦意喪失ともなりかねない。ブーツを選ぶなら防水性だけは押さえておいたほうがいいだろう。

ゴアテックスのいいところは防水性があるだけでなく、内部が蒸れたときに透湿をしてくれることろだ。蒸気になった汗を通過させる性質を持っている。これが有ると無いとでは疲れもぐんと変わってくる。しかし勘違いしてはいけないのは、積極的に汗を吸って排出するのではないということだ。その性質は靴下や下着に期待する部分だ。アウター(最も外側に着用するもの)に使用されるゴアテックスは蒸れとなる蒸気が通過することが出来るという性質である。その容量を越えた場合はどうしても蒸れることになってしまう。この部分はブーツと靴下との兼ね合いによる考えが必要となってくる。

    

ブーツの素材は以前のような皮革製はかなり少なくなってきている。主要な素材はいまやコーデュラナイロンや合成皮革などの化学繊維だろう。軽いうえ、引き裂き、擦り切れ強度が皮革の約20倍以上あるといわれている。防水性も高く、また着色プリントも簡単な為、カモフラージュ柄のものもある。加えてブーツの内部も新素材によりやさしく快適に設計されている。もう縫い目が食い込んだり折れ目が痛いということは少なくなってきている。まるでスニーカーのようにはけるのだ。

これらのアウトドア用に作られているブーツもスニーカーも基本的な構造は同じになってきており、靴底、ソールの接着方法もスニーカーと同じだ。そのため、以前の革靴のようにソールの張替えが出来なくなってきている。ブーツ自体のへたりがほとんどおきない為、底が減っただけで寿命というのは何かもったいない気がするが、基本構造をなしているウレタンゴム自体の寿命がそんなに長くなく、長期使用によるソールの破損などが昨年末頃から業界に報告されている。


これは特定のメーカーに限らず、この種の素材を使用しているスニーカー、ブーツ、スキーブーツなど全般に共通の事態だ。使用状況にもよるのだろうが、寿命は5年前後ともいわれているようだ。やっかいなのは、その「とき」はある日突然、何の前触れもなくやってくることだ。また、全く使用していない、靴箱にしまって置いた物にも訪れることだ。今のところ画期的な対策は見つかっていない。

くるぶしを越える高さのものはシューズではなくブーツと呼ぶが、その高さにより用途に違いがある。多くの方が高いブーツを探しているようだ。防水ブーツの場合は高いほど深い水溜りでも平気だし、しぶきでも濡れにくいからだろう。深いブーツを選ぶ場合は、足首を深く曲げたときに折れ目のガイドとなるフレックスノッチという区切りがあるほうがいい。そこだけ切れ目があったり、左右に広がっている。これが無いと急な坂を這い上がるときに足首が曲がらず、困ることになる。フレックスノッチについては、実は当方のお客様より教えていただいた情報で、その効能の有効性に納得し、早速それを元に商品を捜したのである。




    
16インチブーツ  大胆なソールパターンでしっかりとグリップする

春夏に野山に入ると必ずと言っていいほど犬が藪から蛇を出してしまう。アメリカでは毎年多くの人がガラガラヘビにかまれて怪我をしたり死者を出している。そこで考えられたのがスネークプルーフ、対蛇用のブーツである。16インチほどの高さがあり、軽い鎧をまとった軽量ブーツである。脱ぎ履きが少々面倒だが、全面が完全防水となっているため、秋冬にも役立つ。深い雪でも安心して入っていける。

靴底のパターンはそのブーツの使用目的を語っている。多くの方がスパイクの打たれた靴底を使用されているが、これは険しい谷や落ち葉が乗った場所を制覇する為だ。欧米にはそういう発想は無い。まずそんなに厳しい場所が無いからというのが第一の理由だろうが、自然の台地、地形を削ってまでそこに侵入した人間が楽に歩けなくていいという考えからだ。アラスカなどでは、固い素材のとがった底のブーツではツンドラエリアには入れてもらえない。ツンドラ地域の植物は厳しい気象条件の下で10年間で1センチも成長できない、大変デリケートなものなのだ。地表の草や苔を傷つける靴ではいるくらいなら、滑って転びなさいというわけだ。

スパイクを打ってない靴底の場合、大胆で大きなブロックの靴底が好まれるようだ。目の細かいパターンだと目が詰まってしまい、裸足で歩くよりも滑りやすくなる。よく設計されているブーツは歩くことでほとんどの目詰まりを排除し、このあたりが品質の良し悪しとなる。

ブーツのサイズについて
輸入物のブーツを選ぶ場合は縦のサイズは26cmと表示されている場合、縦のサイズは日本製と同じ26cmだが、問題になってくるのは幅と高さの部分だ。欧米人は縦サイズ、この場合は26cmに対して足首が細く、甲の高さも幅も細めでスマートだ。日本人の典型といわれる甲高、幅広の方には稀にあわない場合も出てくる。0.5〜1.0cm大きめのブーツを選ぶことでほとんどが解消されるが、ブーツは足を入れてみるまで分からない。しっかりと相談して選び、交換や返品にも応じてくるかどうかを確認したほうがいい
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