KUZAN Stanley Special カスタムナイフメーカーであり、認定刀匠 久山 オダ カスタムナイフメーカーとして、日本だけでなく、米国でも高い知名度を誇る久山、KUZAN オダ。まだ誰もカスタムナイフという言葉すら知らなかった頃からのナイフメーカーで、その後現れる日本のナイフメーカー達に多大な影響を与えました。そのこだわり、一貫した哲学は他のメーカーとは確実に一線を画しています。ナイフメーカーにのなかに多くのファンを持つナイフメーカーでもあります。 クザン氏は1975年に米国に移住し、ラブレスのパートナーとしても活躍、その後、コロラドやアラスカにフィールドを移しました。しかし彼自身の持つ強い信念と哲学に基づき、その自由な空気と時間を放棄し、彼は日本に戻り刀匠・吉原義人師に師事します。その後認定刀匠となりました。 スタンレー・スペシャル 今回紹介するのは、クザン氏のアイダホ時代の作品、スタンレー・スペシャルです。弊社の創業者、和田 榮氏が特別に発注したシリーズのモデルで、レザーのシースにはS.W. '81の書き込みがあります。1981年の作品ですが、未使用の新品となります。なお、鞘には保存時のヤレや経年の様子がありますので、ご了承下さい。(鞘を新調しての販売も考えましたが、この質のレザーが現在は全く手に入らないこと、経年の痕跡や当り痕があるものの、スタンレー手書きの書き込みがあること、綺麗なアメ色が出ていることなどを考慮し、オリジナルのまま販売することとしました。)
美しいミラーフィニッシュ(鏡面仕上げ)されたブレードは綺麗に顔が映りこむ、大変繊細な仕上がりです。切先から続くのは、波うち、流れるような優美な曲線と、そのまま一直線に飛んでいくかのような鋭く強い流れを感じさせるライン。すぐれたデザインのみが持つ、完成度の高さです。(刃面に見える模様は、天井が映りこんでいるものです)
久山氏の手がけるレザーシースには、馬具などに使用される高質な革が使用されます。ケプラーの糸で締め上げて成型されますが、糸が革の表面より出る部分を減らし、糸切れを最小限にする工夫がされています。
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