この凄みはなんだ　
クザンさんは先日、トリビアの泉という番組で「弾丸vs日本刀」というコーナーで取り上げられました。久山作の刀を固定し、そこへ発射した４５口径の拳銃の弾を見事切断、しかも刃こぼれなしという驚きの映像が放映されました。その後、50口径の機関銃で行った所、刀は折れはしたものの、スロービデオでみると６発目までは見事に切断していたことが分かり、再度驚かされました。５０口径の機関銃は100ｍの距離で25ｍｍ厚の鉄板を易々と貫通する破壊力があります。

これなどはマスプロナイフメーカーのコールドスティールが良く好むような残酷な実験ですが、久山さんの刀が持つ神秘的な強さを見せつけられた気がします。表面の仕上げだけがきれいなカスタムナイフが多い中、刃物として、ホンモノとはどういう物かを見た気がします。

この包丁を初めて手に持ったとき、他の包丁には無い凄みを感じました。これと同じ感覚を以前、クザン氏のパラシュートナイフを手にしたときにも感じたことがありました。完成した刃物が持つ凄み。高性能なＺＤＰ189の無機質で、クールな感覚とは対照的な、何か人の魂に語りかけるような説得力があります。これはとても写真や文字では伝わりません。この価格は凄く安いと思います。

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